2010年09月03日
犬ちゃんの受け入れと様々な想い
毎週木曜日は動物管理所からひまわりの家へと
犬ちゃんたちを受け入れる判定があります。
合格した犬ちゃんたちは獣医師の先生から
ワクチンを施してもらい新たに2週間の検疫となります。
体制が画一される様になり犬ちゃんたちは
多頭飼育による受難やリスクを大幅に軽減できるようになりました。
お忙しい中、貴重な時間を割かれてお越しになられます
獣医師会の先生方には言葉には現せない程の感謝の気持ちで
いっぱいです。
一頭でも多くの命を救いたいと
全国で様々な想いや信念を持たれ活動している方々がいます。
昨日は都城で地域猫活動をされている方からお電話を頂きまして、
「くじけそうです」と言われました。
しかし、話を進めていくうちに
「気が楽になりました。がんばります!」とおっしゃってくれました。
ほんとうにありがたいです。
奇跡的に救える命がある一方で、毎日多くの犬猫たちが処分される
現実がある訳ですが、
ひまわりの家にいますと、日々その様な状況を肌で感じておりますので
いつしか見ないふり、感じないふりといった心を閉ざす事が上手に
なりました。 スタッフの精神力はみな強靭なのですが、それでも
流す涙を見たときには動揺も致します。
と
前置きが長くなりましたが
ある方からのご紹介で月刊誌「北方ジャーナル」
の記事を転載させて頂きます。
殺処分現場の記事となります。
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2010年07月22日
札幌市動物管理センターの「殺処分」動画を公開
市民に捨てられたペットが、いかに悲劇的な末路を迎えているのか。
発売中の本誌8月号では、札幌市動物管理センターを中心に犬猫たちの殺処分の現状をレポート、カラーグラビアページでは処分後の死体の写真を掲載した。
これまで同センターは、報道機関への収容動物(処分前)の撮影は認めてきた。しかし、二酸化炭素ガス注入による殺処分現場の撮影は「市民感情を考慮して」という理由で拒み続けてきたという。しかし、その一方で「身勝手な理由で飼育を放棄する市民に、意識を変えて欲しい」という切なる願いも抱き続けてきたのだ。
実態を直視することなく解決への道はないと判断した私は、幾度となく殺処分の撮影許可を要請した。そして、直接の撮影行為は認められないながらも、職員の研修用として過去に録画した映像を譲り受けることができたため、静止画として掲載した次第である。
だが、これは立法機関を含め、動物に対する意識レベルが低い「日本」という国全体の問題なのだが、北海道限定の雑誌メディアでは発信力にも限界がある。何よりも、これは「映像」として目に焼き付けなければならないものだ。同センターにはその意義を理解して頂き、ネットへの動画公開の許可に至った。
「セブンデイズ-殺処分された犬たち-」 は大きな反響を呼んだ
(週刊朝日07年3月30日号)
現在、この類の報道は「AERA」がトップランナーで、様々な視点から頻繁に取り上げている。また、週刊朝日は、折り重なって死んだ処分後の犬の写真を掲載、そしてフジテレビ「ニュースジャパン」(09.9.23OA)でも、ガス注入から死に至るまでの映像を放送した。しかし、いずれも撮影した施設の場所は「某」であった。行政体という立場上、どこも名前だけは出してほしくないのだ。
今回、「札幌市」の名が同時に出る前提で公開を許可した同センター所長の英断に敬意を表したい。そして、動物を飼っている(飼おうとしている)多くの人々に、決して安楽死ではない現実を知って頂きたい。 (や)
■■■■■ 追記(H22.08.05)■■■■■
たくさんのコメントやメッセージありがとうございます。
この動画は、多くの方にご覧頂くために公開していますので、リンクを含め記事の転載等は自由になさって下さい。そもそも、あまり著作権に神経質な出版社ではありませんので、許可申請は不要です。 (や)
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以上が転載記事です。
動画をご覧になりたい方は北方ジャーナル様まで
何かを感じて
感じたままを持続させるのは非常に難しいです。
やがて行為は習慣となり
その輪が広がりますようにと願います。
Posted by わんこたん♪ at 09:45│Comments(0)
│ひまわりの家